FXのロスカットとは?ロスカットの仕組み・ルールとは?
FXトレードを行っている方であれば、一度はロスカットになってしまった、あるいはロスカットになりかけたという経験があるのではないでしょうか。
特に、FX初心者の方は、1度だけではなく何度も強制ロスカットになってしまったという方も少なくないでしょう。
ロスカットはFX取引を行う上で、必ず知っておかなければならない仕組みとなります。
そこで、FXのロスカットとは何なのか、またロスカットの仕組みやルールとはどのようなものなのかについてまとめました。
FXのロスカットとは?
FXのロスカットとは、含み損が一定のレベルに達した際に、損失の拡大を防ぐために行われる強制決済のことです。
FXはレバレッジを利用して、自分が預けている証拠金よりも大きな金額で取引を行うことが出来ます。
ただ、FXには株式取引のようなストップ安やストップ高という規制はありませんので、大きな利益を得ることが出来る場合もありますが、一方で莫大な損失を被る場合もあります。
場合によっては、預けている証拠金以上に損失が出てしまい、追加での支払いが必要になるリスクもあります。
そのため、損失が一定のレベルに達した場合に、最低限の資産を守るためにロスカットを行い、損失の拡大を防ぐのです。
ロスカットの仕組み・ルールとは?
ロスカットの仕組みとしては、証拠金維持率が一定のレベルを下回った際に、強制的に決済が行われるというルールになります。
証拠金維持率は、名前の通りどの程度証拠金を維持しているかを表したもので、証拠金として預けている資金から損失が見込まれる金額を際し引いた際の割合を計算します。
ロスカットが行われるレベルは、FX会社によって異なります。証拠金維持率が100%や50%を下回った場合に設定している会社が多いのですが、中には30%、40%に設定されている会社もあります。
仮に、ロスカットの基準が証拠金維持率100%以下に設定されている場合は、理論上元金を下回ることはありませんよね。
そのため、FX会社を決める際には、ロスカットの基準がどのように設定されているかについても予め確認しておくことが大切です。
ロスカットに頼るのは危険!
ロスカットは、損失の拡大を防いでくれますので、FXトレーダーにとってはありがたい仕組みです。
ただ、損失が出てもいざとなったらロスカットがあるから安心と思っているのは、非常に危険です。
上記で記載したように、ロスカットは預けている証拠金以上の損失が出るのを防いでくれますが、100%ではありません。
というのも、相場が急激に変動している場合、タイミングによっては強制ロスカットが間に合わず、結果として証拠金以上の損失が出るケースがあります。
また、ロスカットは損失の拡大を防ぐといっても、損失が出ないというわけではありませんよね。
設定されているロスカットのレベルにもよりますが、証拠金をほぼ失くしてしまう場合もありますので、強制ロスカットが発動しないに越したことはありません。
ロスカットを繰り返せば繰り返すほど、結局損失は膨らんでいきますので、ロスカットがあるから安心という考えは非常に危険なのです。
ロスカットを避けるには?
ロスカットを避けるためには、証拠金を追加したり、一部のポジションを決済するなどして証拠金維持率を上げるという方法があります。
ただ、そもそも適切なトレードをして利益を出していれば、ロスカットにはなりませんよね。
FXでは一度に大きな利益を出そうと、かなりギャンブル的な取引をする方も多いのですが、そんなことをしていてはロスカットを避けることは出来ません。
そこで、特にFX初心者の方は、ロスカットを避けるためにも、リスクの大きい無理な取引はしないということが重要になります。
ドラゴン・ストラテジーFXは、取引のタイミングを教えてくれたり、値動きの予測をしてくれるなど、FX初心者にはおすすめのツールとなります。
ロスカットを避けたいけれど、取り引きに自信がない、まだ知識が乏しいというFX初心者の方にはぜひ試して欲しいですね。